ベジぺディア by ベジクル業務用の野菜仕入れに活用すべき卸売業者ガイド

業務用の野菜仕入れに活用すべき卸売業者ガイド

横浜市や武蔵小杉で業務野菜を調達できる卸会社や直売所・市場を紹介

首都圏の対応エリアごとに業務用野菜仕入れ業者を分類
横浜市や武蔵小杉で業務野菜を調達できる卸会社や直売所・市場を紹介
更新日: 2023年09月07日 公開日: 2024年04月10日

神奈川県の県庁所在地である横浜市は、海に面した大都市です。
横浜市は江戸末期に開港して以降、国際色に溢れる街であり、グルメとショッピングはもちろん、マリンスポーツや観光などさまざまなシーンで楽しめるスポットが数多くあります。特にグルメは、国内最大の中華街が有名です。
横浜市の食を支えている、野菜の卸会社や直売所・市場をご紹介します。

横浜市にまつわる野菜を紹介

横浜市は大都市である一方、農地も多い都市なので「地産地消」が成り立ちます。これも横浜市が農業振興に力を入れ、持続可能な都市農業を推進してきたからに他なりません。
横浜市では、1960年代中頃に始まった港北ニュータウン開発の際に、宅地と農地のゾーニングを目的とした農業専用地区制度が1969年に制定されました。この制度で指定された地区では農業振興策を受けることができ、横浜市における農地・農業の保全に大きな役割を果たしました。
野菜の生産面積は、横浜市全農地のうち約7割を占めます。ここでは、横浜市にまつわる野菜についてご紹介します。

横浜市で採れる主な野菜

横浜市で生産される主な野菜には、キャベツ・キュウリ・じゃがいも・トマト・ナス・小松菜・ほうれん草・大根・サトイモ・人参があります。
国内有数の大都市が、キャベツを始めとした野菜の生産地であることは、意外に感じられるかもしれません。
キャベツは最も生産量が多い野菜で、横浜市の収穫量は全国で10位以内に入ります。料理に幅広く使われるキャベツは、多種多様な横浜市の食文化を支える代表的な野菜の1つです。
横浜市は「地産地消」の取り組みのおかげで、外食ビジネスから一般消費者まで、気軽に新鮮な地野菜が手に入る独自のフードビジネス環境が整っている点が魅力です。

地元の生産者によって生産された証「はま菜ちゃん」

横浜市は地元の生産者が生産した農産物である証として「はま菜ちゃん」をシンボルに掲げ、地域農産物のブランド化に成功しました。
2020年以降、「はま菜ちゃん」は使用範囲が変更され、現在は子ども向け市内産農畜産物のキャラクターロゴとして親しまれています。一例を挙げれば小学生への食育推進として、小学生対象「はま菜ちゃん料理コンクール」が開催されています。
なお、「はま菜ちゃん」の使用には、横浜市の許可が必要です。
現在、一般的な市内産農畜産物のPRには、「横浜農場」のロゴやマークが使用されています。

横浜市や武蔵小杉で野菜が仕入れられる卸業者を5つご紹介

栄養バランスや風味、彩りなど、さまざまな理由で野菜は料理に欠かせない素材です。その一方、生もので消費期限があり、メニューによって必要な数量もまちまちです。
さまざまなニーズに応え、新鮮で美味しい野菜を届けてくれる卸業者をご紹介します。

ベジクル

参考:https://www.vegekul.com/

ベジクルは、首都圏で8,000件以上の取引先を持つ大手の老舗八百屋です。週7日配送で、日曜日や祝日関係なく配送します。週末に2日分を準備する必要がないため、新鮮な野菜を常に仕入れることができ、在庫を抱える必要がないでしょう。
また、青果以外にもお米や卵、牛乳など、3,600以上の食品を取り扱っています。青果以外にも仕入れたい食品がある場合は、まとめて仕入れられて便利という特徴があります。

株式会社 新横浜青果

参考:https://yokohama-831.com/

株式会社新横浜青果は、消費者とのコミュニケーションを重視し、消費者のオーダーやニーズに応える卸業者です。
一般的な野菜・果物はもちろん、珍しいハーブや輸入食材にも対応しています。特に食材管理、衛生を徹底しており、横浜市の保健所の検査で満点を獲得したお墨付きの卸業者です。
地域の保育園や学校、介護施設に向けた卸売専門会社であり、栄養士や調理師とコミュニケーションを重ね、野菜の保存方法やおすすめの果物の紹介も行っています。

丸秋青果株式会社

参考:https://www.maruaki.com/seika/index.html

丸秋青果株式会社は、仕入れる野菜の鮮度に定評のある仲卸業者です。仲卸業者とは、卸業者と小売店の間で商品を仲介する業者のことです。
一般野菜、旬の野菜、地元野菜や有機野菜に至るまで、電話・FAX・メールで注文すれば、対応エリア内なら時間指定での納品が可能なサービスを行っています。
最新の冷蔵・冷凍設備を備えた自社工場を持ち、厳しい衛生管理の元で野菜カットなどの食材加工も行っています。

株式会社 つま正

参考:https://tumamasa.co.jp/

株式会社つま正は、業務用野菜を大きなホテルから小さなレストランまで自社便で届けている卸業者です。
配達時には最新の野菜情報も提供しており、料理人の要望に対して迅速に対応します。
生産者と小売業者をつなげる活動もあり、その1つが「お客様対象研修視察」です。ホテルなどの卸先を生産者や生産地に案内したり、卸先と仲卸とのミーティングを設けたりしています。
他にも野菜だしの通販や、本社前で野菜セットや干物・刺身セットの販売も行っています。

株式会社 藤代商店

参考:http://www.fujishiroshouten.com/

株式会社藤代商店は首都圏を中心に、農産物販売で外食ビジネスを営むお客様のサポートを行っている卸業者です。
自社配送会社として、新鮮な食材を迅速に届け、納期・追加などの要望にも柔軟な対応をしています。
ホームページには月ごとにおすすめの野菜が紹介され、産地・生産者や値段の目安なども載せられています。
特に地野菜については、生産者の顔と名前、コメントまで細かく掲載され、食材に対するこだわりと情報をオープンにする姿勢が感じられます。
地野菜のみならず、各産地の農園の様子をレポートする「お野菜見聞録」というコラムもホームページにあり、藤代商店が仕入れ先である生産者と緊密なコミュニケーションを取っていることが伺えます。

横浜市や武蔵小杉で野菜が買える直売所や市場を4つご紹介

横浜市の野菜は直売が多く、地産地消を可能にする要因の1つとなっています。
横浜市における直売所の多さは、外食ビジネスから一般消費者まで新鮮な野菜をすぐ手に入れられる環境の維持を可能にしています。
ここでは、横浜市や武蔵小杉で野菜が買える直売所や市場を4つご紹介します。

横浜市役所前

横浜市役所2Fの多目的ホールで、毎週木曜日に横浜野菜の直売を行っています。営業時間は11時〜13時までですが、売り切れ次第終了します。
市内で採れた旬の野菜が並び、加工品も販売されています。販売を開始する11時前からお客さんが並ぶ人気っぷりで、季節で変化する農産物を楽しみにしているリピーターも多数存在します。
何が販売されるかは決まっておらず、販売商品の詳細は当日のお楽しみですが、希望する野菜がない場合もあることは理解した上で利用しましょう。
開催スケジュールは、市役所ホームページにあるカレンダーで確認できます。

「ハマっ子」直売所 みなみ店

JA横浜が出店している「ハマっ子」直売所は、市内に13ヶ所あります(2023年6月現在)。「ハマっ子」直売所 みなみ店がある場所は、市営地下鉄線立場駅から徒歩7分のところで、定休日は毎月第3火曜日です。
店内は広く、見わたせるスペースには地元横浜の農産物がぎっしりと並んでいます。週末は広い駐車場にたくさんの車が集まり、活気にあふれています。
新鮮な旬の農産物はもちろんのこと、農家手作りの加工品も販売され、行く度にさまざまな発見がある品揃えは直売所ならではの魅力といえます。
野菜だけではなく、米や麦、牛や豚などの精肉も取り扱っています。

ながさわファーム

「ながさわファーム」は、5種類のイチゴと野菜の販売が特徴の直売所です。
横浜市では珍しいイチゴの直売は特に人気で、5種類それぞれを食べ比べてみれば、それぞれに個性ある味を持つことがわかるでしょう。
イチゴの生産者であり、「ながさわファーム」の運営者でもある長澤さんは、大学時代に行った卒論研究で都市農業について取材され、多様な経営方法に感銘を受け、野菜直売を始めました。
都市農業を「顔の見える農業」と捉え、農産物の小売業者、あるいは料理店などの野菜の買い手と直接やり取りしながら販売できることをその強みと考えているとのこと。
情熱を持って育てている見事なイチゴと野菜は、見るだけで食欲をそそります。

きよ・マルシェ

「きよ・マルシェ」は横浜市神奈川区にある、ハウス内で農産物を販売する直売所です。
もともと、種苗を売っていた店舗の敷地内の空きスペースを利用した直売所からスタートしました。最初は軽トラックの荷台で行われていた直売が、現在では100平方メートル以上の広さがある大型ハウスで行われています。
主に水曜の14時から16時までと、土曜の14時から17時まで営業しています。平日には利用しづらい会社勤めの方も、土曜午後なら訪れやすいのではないでしょうか。また土曜日には野菜だけではなく、仲卸業者による魚の移動販売も行われています。
横浜市の中心街から車で15分程度の距離であり、大きな駐車場を備え、さらにはバスの停留所のすぐ前というアクセスの良さも大きな魅力です。

まとめ

横浜市は大都市で珍しく、野菜生産量が多い街です。「地産地消」の取り組みが、卸会社との連携や直売所・スーパーの地場野菜コーナーでの販売が、消費者まで野菜を届けることを容易にしています。
横浜市は大都市ならではの住み心地のよさと、生産地が近いゆえの新鮮野菜の購入が可能な恵まれた環境にあるといえます。

ベジクルでは、横浜市や武蔵小杉への業務用野菜の配達に対応しています。インターネット注文が利用でき、忙しい時も簡単に発注できることが特徴です。業務用野菜の仕入れにお困りの際はぜひ一度お問い合わせください。
お問い合わせは、お電話、メール、フォームから24時間受け付けております。

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