首都圏で野菜を仕入れるならここ。
安定した供給と配送を実現しているお勧めの野菜仕入れ業者をご紹介します。
利便性だけでなく青果の質や価格変動への対応、オーダーや少量ロットへの対応など、飲食店から見た利便性に着目した解説です。
青果卸売業者に依頼するメリット
飲食店にとって、食材の仕入れは提供する料理の質や価格、売上に直結する問題です。
市場から直接仕入れるのではなく、青果卸売業者を仲介することで飲食店はさまざまなメリットを得られます。
ここでは、卸売業者に依頼するメリットについて説明します。
青果コンサルティングを受けられる
野菜の価格は、市場で決定されます。そのため、気候の変動や天災などにより価格が即変動します。飲食店にとっては、野菜価格の変動は原価の計算やメニューの選定を難しくする要因となっています。
青果コンサルティングとは、こうした野菜価格の変動に対して価格の安定している野菜による代替案を受けたり、旬の野菜を使ったメニューの提案を受けることです。
多くの飲食店に野菜を配送し、多様なオーダーに対応している青果卸売業者だからこそ、野菜の種類や使われるメニューに精通し、こうしたアイデアのノウハウを持っています。
カット野菜など、ニーズに応じた取扱いがある
カット野菜は、野菜を食材として加工しやすい形状にカットして、品目によっては複数の野菜を織り交ぜた形でパッケージとして提供されるものです。
こうした加工野菜の形で納品を受けられるならば、飲食店は仕込みにかかる時間や経費をカットできるため非常に有効といえます。
飲食店によって加工のニーズが異なる場合もありますが、そうした個別ニーズに対応したカット野菜を提供している業者もあります。
オンライン発注に対応している
PCやスマートフォンを通じてオンライン発注できることは、手軽さだけでなく記録や在庫管理においても有用です。さらにオンライン発注は決済も自動化の割合が高いため、飲食店にとっては面倒な事務作業量を減らす効果があります。
多くの青果卸売業者がこうしたオンラインの発注、決済に対応しており、青果卸売業者と契約する利点の一つとなっています。
また、最近ではオンライン発注でも細かいオーダーや少数ロットに対応した業者も増えており、オンライン発注のデメリットは小さくなっています。
市場が休みでも対応
一般に青果市場は日曜、祝日は休業しています。直接市場から仕入れる場合は、この休みの期間を見越して仕入れを行います。
青果卸売業者を仲介すると、こうした市場が休みの期間であっても安定して注文を行い、配送が受けられます。とくに、大型連休の期間など売上に影響が出やすい時期に、青果卸売業者を通じて仕入れを行うことは大きなメリットになります。
在庫管理や商品の鮮度という意味でも、青果卸売業者から休日配送を受けられる利点は大きいものだと言えるでしょう。
おすすめ青果卸売業者5選
さまざまなメリットのある青果卸売業者ですが、首都圏に配送が可能なお勧めの業者を5つ、ご紹介します。それぞれに利点や強みがあるので、お店のメニューや提供形態に合った業者がきっと見つかるはずです。
ベジクル
参考：https://www.vegekul.com/
ベジクルは、戦後米軍への食品納入業務を始めた70年の歴史をもつ老舗の野菜卸売業者です。
「21世紀の八百屋」をコンセプトとしてECサイトの運営、SNSを通じた情報発信など、IT活用にも積極的に取り組んでいます。
東京流通センターに大型倉庫と冷蔵庫を保有しており、大量発注、保管でコストを削減すると同時に、高い鮮度、品質に保ったまま自社配送システムによる安定供給を実現しています。
加工野菜に対応していたり、衛生管理や物流管理にも最先端の技術を取り入れていたりするなど、業界革命を目指すような積極的な経営をしています。
経営コンサルティングも行っているため、状況を改善したいと考えている方は、是非ご相談ください。
ヤマテ
ヤマテは、豊富なアイテムとグループ会社のネットワークを使い、確かな商品を届ける業者です。
システム管理を行い、コストをカットして新鮮で安心できる野菜の提供をしています。
お客様の求めている多様なニーズをキャッチし、季節を先取りした野菜の手配やオーガニック野菜、カット野菜などを取り揃えています。
お客様の満足度アップを常に目指し、商品の仕入れから配送だけではなく、正確な情報提供も心掛けています。
フジタカベスト
参考：https://www.e-best.co.jp/
フジタカベストは、関東一円を対象に業務用の野菜、青果物を販売する会社です。埼玉県入間郡の本社と、横浜にも営業所を設置しています。
主要取引先は官公庁食堂や学校、企業給食、病院、介護施設などであり、安全な食材の提供に定評があります。
関東県内のさまざまな市場、農家と提携し、無農薬野菜や季節ごとの旬の野菜、珍しい野菜も取扱い、小ロットの注文にも対応してくれます。
またオンライン注文システムにも対応、社内のデジタル化が進んでいます。
フードサプライ
参考：https://www.foodsupply.co.jp/
フードサプライは「YASAI LIFE LINE」を理念とする、首都圏中心に業務用野菜の販売を行う会社です。効率的な野菜供給システムとコンサルティングを通じ新しい流通を創る企業を目指しています。
野菜の産地直送割合が70％で、多くの生産者と直接期間契約を結んでいるのが特徴です。産直野菜にこだわり市場品より値段が安定し鮮度の高い野菜を提供しています。
自社農園を所有し栽培研究や自社商品の開発を行っています。
リクエ
参考：https://ryque.shokuzaishiire.com/
リクエは、株式会社クロコが運営する中小飲食店向け業務用食材卸売サービスです。三菱商事系列の複数の卸売業が経営統合した三菱食品株式会社におけるリクエ事業部が前身です。リクエ、とはリクエストに応じるという意味合いであり、青果だけでなく生鮮、調味料、資材など飲食店が必要なものを一括して注文できます。1万アイテムを超えるカタログにより注文を取りますが、担当営業マンが割り当てられており、単品から見積もりを取る等が可能です。
野菜の仕入れで気を付けるべきポイントは？
野菜の仕入れには、コストと鮮度、品質といったポイントを総合的に判断する必要があります。とくに価格の変動は飲食店にとって重要な問題です。品質や鮮度を確保しつつ安定した価格で仕入れることが、野菜の仕入れで気を付けるべきポイントと言えます。
野菜の仕入れを安くするポイント
野菜は、需要と供給のバランスだけでなく気候変動や天災によっても価格が大きく変動します。さらに、価格だけでなく輸送コストや鮮度の維持という点もおろそかにできません。
さらに、飲食店ごとにコスト以外の重視するポイントや配送のやり方が異なります。
自分のお店に適した野菜納入業者を選ぶには、コスト、鮮度、配送、販売ロットや加工野菜の最小仕入れ量といった多くの要素の中でバランスのよいポイントを探す必要があります。
外食産業でのポイント
飲食店やレストランなどの外食産業では、野菜の品質とコストの両方が無視できないポイントとなります。品質は味に反映されお客の満足度につながります。コストは価格単価や売上量に関わります。この妥協点を探していくことが外食産業でのポイントです。
加工野菜は直接野菜を購入して仕込むより、どうしても単価は高くなります。しかし仕込みの人件費や保管、食材ロスなどを勘案すると効率的である場合が多く、需要が高まっています。複数要素を満たす形をさぐりながら仕入れ業者と交渉しましょう。
学校給食でのポイント
食育基本法の2015年改定に伴い、家庭や地域において食育への関心が高まっています。学校給食でも食育の観点が注目されており、給食は食育という教育の一環であるという考えが現代のトレンドです。
さらに、学校給食には経済性だけでなく安定した供給と安全性が求められます。
短時間、大量の調理に対応する必要があるなど独特のポイントも多いため、仕入れ業者との緊密な連携が必要となります。
まとめ
首都圏の野菜仕入れ業者についてまとめました。
飲食店は、こうした仕入れ業者を活用することでさまざまなメリットを受けられます。安定供給やコスト削減だけでなく、メニューの提案や価格変動リスクの回避、さらに経営コンサルティングにつながる提案を受けられるケースもあります。
飲食店は、それぞれの店舗や営業の形にあった仕入れ業者を選び、事業に活用していくことが大切です。
ベジクルは、創業70年以上の歴史と実績を誇り、全国100社以上の提携パートナー企業と連携しています。
首都圏のお客様で「野菜の仕入れ先を探してコストダウンしたい」「旬の野菜の提案が欲しい」など、お困りごとがあれば、ぜひご相談ください。
お問い合わせは、お電話、メール、フォームから24時間受け付けております。
